(1)女性が働き続けるための取組と方向性について
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今まさに国をあげて、女性の活躍を促進する動きが加速しているところでありますが、結婚や出産の機会があっても、希望すれば、働きながら自らの夢を実現することができる社会づくりが必要だと考えます。 しかしながら、我が国の女性の労働力率は、結婚や出産を迎える30代に著しく低下しており、特に、本市ではその傾向に顕著なものがあります。 そこでまず、 |
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林市長答弁 |
引き続き、保育所待機児童対策を進めるとともに、働き続ける女性が様々な悩みを乗り越えるためのロールモデルやネットワークづくりも支援していきます。 また、女性に大きな負担がかかっている家事・育児を男女共に担えるよう、職場における長時間労働の見直しや、ワーク・ライフ・バランスの推進、女性の人材育成や登用の促進など、市内企業への働きかけが必要です。これまで、男女が共に働きやすい職場作りを積極的に行っている事業所を「よこはまグッドバランス賞」として認定し、企業の意識改革を促してきました。 26年度からは新たに、中小企業において、女性が継続的に働き続けられるための社内制度づくり等を後押しする事例研究会の開催や費用助成を行います。 |
(2)就労の継続をあきらめざるを得なかった女性に対する再就職支援について |
一方で、どうしても仕事を辞めなければならなかった女性の中には、子育てなどが一段落し、再び仕事を始めたい、という方もいらっしゃいます。 そこで、 |
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林市長答弁 |
能力のある女性が、結婚や出産でキャリアを途中であきらめなければならないことは、大変残念であります。そして、もったいないことです。だからこそ、再就職を希望する女性の後押しをすることは大変重要です。
具体的には、女性が再就職に一歩踏み出そうとするときに感じるキャリアブランクへの不安を取り除くために、身近なロールモデルとなる人たちとの交流やインターンシップの実施などの取組を、新たに行います。 また、仕事を持たない女性を対象に、就労の意向、希望する職種や就労形態、再就職にあたり感じている困難等に関する調査を実施し、再就職への課題を解消するための施策につなげます。 |
(3)女性起業家支援事業のねらいについて |
また、これらの取組に加え、女性が働き、輝くための自己実現の場として「起業」は、有効であり、26年度も女性起業家支援を同時に進めていくこととされておりますが、 |
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林市長答弁 |
女性起業家が増えることにより、これまでにないサービスや商品を生み出し、新たな需要を創出することが期待できます。
また、地域や家庭で様々な役割を担う女性にとって、「起業」はそれぞれのライフスタイルに合わせた柔軟な働き方を可能にする選択肢となります。 さらに、女性起業家の成長により、指導的立場やトップマネジメントとして活躍する女性が増え、社会の活性化につながっていくと考えます。 |